注文住宅を建てるにあたり、近年ではレジリエンスについて考える人が多くなってきています。近年では日本でも台風や地震などの自然災害が多発していて、これらに対抗するために、住宅に関しても性能の向上が図られています。建築基準法も改正され、これとともに強くなっている傾向にあると言えるでしょう。水害による被害も深刻なものであり、被災する住宅が後を絶たないのが現状です。
台風や地震もかなり頻発化していることから、災害に強い注文住宅を欲する人は増加傾向にあります。このような中で注文住宅を建てるにあたり、注目を集めている言葉がレジリエンスと呼ばれるものです。レジリエンスには様々な意味がありますが、脆弱の反対の意味のことがと考えるとわかりやすいです。注文住宅に求められるレジリエンスとは、しぶとさや強靭さ、回復力などが挙げられ、つまりは外部から受ける力や影響に対する力が求められます。
その中でも1番は平常時に健康で安全に暮らせることといえます。夏は暑く冬は寒い、つまずきやすい段差、空き巣などに侵入されるなどのようなものは、脆弱性があるといえます。これらをなくし普段の生活の中で健康や安全を高めるためには、高い断熱性能やバリアフリー化、防犯性などが求められます。毎日過ごす住宅の環境は、住人の健康に大きな影響を及ぼします。
心身がストレスを感じることなく過ごすことができ、安心、安全に暮らせる事は非常に重要です。また災害時には被害を防いで家族の命を守るために、耐震性や防火性、防災対策が求められます。災害後も素早く回復して生活できるように、停電時にも使える電源、生活用水の備蓄などが求められるでしょう。