住んでいる家を建て換えようか、それともリフォームで済ませようかと迷ったら最初に考えるべきことがあります。それは、リフォームあるいは建て替えが完了した後の家に、何を求めるのかということです。求めることが出来る内容には差があるので、内容によっては迷う必要がない場合もあります。間取りの変更はリフォームでは限定的にしか出来ません。

隣り合わせになっている2つの部屋を一つにしたり、広い部屋の間に壁を作って2つに分ける程度のことなら可能ですが、根本的な変更は出来ません。大幅に変更すると、建て替えるのと変わらないくらいの費用が必要になる可能性もあります。場合によっては、建て換えた方が安くなることもあるので大幅な間取りの変更を求める場合は、建て替えを検討したほうが効率が良いと言えます。間取りの変更を検討する時は、家族構成に変更が生じた場合が多いです。

一緒に暮らしていた子供が独立した場合等は、使わなくなった部屋がいくつも出来てしまう場合があります。スペースの有効利用のためには間取りの変更が必要になりますが、そういった状況なら変更することでメリットがある場所は他にもたくさん出てきます。建て替えを選択して、いろんな所を老後の生活に向いている状況に変更しておくと、老後を迎えた時に快適な場所になってくれる可能性が高くなります。リフォームで強引に間取りを変えるよりも、結果的には経済的な面でもメリットのある選択になることが考えられます。

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