近年では断捨離という言葉が登場するなど、住宅におけるトレンドも変わってきていると言えます。必要なものだけでコンパクトな暮らしを目指す注文住宅の形として、コンパクトハウスというものがあり、限られたスペースの敷地にこだわりを詰め込むことが可能な住宅となります。他の人と同じ間取りや仕様の住宅には住みたくないと感じる人にとって、注文住宅は最適な選択となり、自分の思い描いている理想を実現させることができます。都心部などでは広い敷地面積の土地を手に入れることは困難と言えますので、狭いスペースであってもこだわりを出して建てられる注文住宅として、コンパクトハウスが注目されています。
狭さを感じさせない間取りの工夫や、光を取りこむ設計によって圧迫感を感じない住宅に仕上げることができます。階段をオープンにすることで、光が注がれやすくなり、空間としても開放感を感じられるようになります。キッチンを2階に設置して家事の機能を集積させることや、お風呂をガラス張りにするなどの要望をかなえることも可能です。注文住宅を要望通りに建てるためのポイントとしては、事前に家族間で希望している内容を話し合っておいて、予算や敷地内で実現できるプランの優先順位を決めておく点があります。
優先順位を決めておくことで、取捨選択がしやすくなりますので、どうしてもこだわりたい部分を残して、実現可能な住宅を建てることができます。生活に必要な機能を備えながら、希望しているこだわりを取り入れることができることで、無駄のない生活を送れます。